第31回シングル厨のつどいオフ使用構築
■ゲンガー@ゲンガナイト(浮遊→影踏み)
祟り目/催眠術/道連れ/滅びの歌
臆病 157-*-81-160-96-178 → 157-*-101-200-116-200
■ハッサム@拘り鉢巻(テクニシャン)
バレットパンチ/蜻蛉返り/馬鹿力/燕返し
意地っ張り 173-198-126-*-101-86
■スイクン@ゴツゴツメット(プレッシャー)
熱湯/凍える風/毒々/吠える
図太い 203-*-166-111-136-125
■バシャーモ@バシャーモナイト(加速→加速)
飛び膝蹴り/フレアドライブ/剣の舞/守る
意地っ張り 167-189-90-*-91-120 → 167-233-100-*-101-140
■ガブリアス@拘りスカーフ(鮫肌)
逆鱗/地震/ストーンエッジ/炎の牙
陽気 183-182-115-*-106-169
■霊獣ボルトロス@突撃チョッキ(蓄電)
10万ボルト/めざめるパワー氷/ボルトチェンジ/サイコキネシス
控えめ 171-*-108-209-101-125
【概要】
バシャーモ軸が苦手とするピクシーなどに対し滅びの歌を採用したメガゲンガーが強く出られるのではないかと考え、ゲンガーを第2のメガ進化として採用する形をとった。
また、ゲンガーを第2のメガ進化として採用したことで起点作りができなくなったため、バシャーモで全抜きできない場合でも攻めることができるようガブリアスに拘りスカーフを持たせ、バシャーモとガブリアスのどちらもエースとして動かせるようにした。
残りは個人的に使い慣れているポケモンで固めた。
6体の並びは第6回微粒使用構築や第30.5回シングル厨のつどいオフ使用構築と同じため変更点を中心に解説は簡潔に。
【個別解説】
- 持ち物:ゲンガナイト
- 技構成:祟り目/催眠術/道連れ/滅びの歌
- 特性:浮遊→影踏み
- 性格:臆病
- 実数値:157-*-81-160-96-178 → 157-*-101-200-116-200
- B:A200ガブリアス逆鱗最高乱数以外耐え
バシャーモ軸の選出で厳しくなる相手を確実に処理するためにメガゲンガーを採用。
バシャーモでの突破が困難なピクシーなどを処理するために滅びの歌。メガゲンガーとしての単体性能を落とさない道連れを採用し、影踏みにより捕まえた相手を確実に処理できるようにした。
また、メガ進化するターンに影踏みが適用されないデメリットを緩和するために、相手の交代に合わせることで低リスクで撃つことができ当たれば大きなアドバンテージを得られる催眠術+祟り目の構成とした。
この構築におけるメガゲンガー自体が本来勝てない相手を倒すためという補完的な採用であるため、有利な相手に確実に勝つことよりも不利な相手に対し勝てる可能性を作れる構成にした。
■ハッサム
- 持ち物:拘り鉢巻
- 技構成:バレットパンチ/蜻蛉返り/馬鹿力/燕返し
- 特性:テクニシャン
- 性格:意地っ張り
- 実数値:173-198-126-*-101-86
- H:6n-1
- A:11n、クレセリアへの蜻蛉返りのダメージが最も大きくなる数値
蜻蛉返りによりメガバシャーモやメガゲンガーを動きやすくするために採用。
今回はゲンガーを採用しているためローブシンなどを素早く処理するために燕返しを搭載。ただしはたき落とすがあればゴツゴツメット持ちに対し動きやすくなれると感じる場面もあった。
ハッサムを選出しても有利に立ち回れる対戦はほとんどなく、数値の低さから常にハンデを背負っているように感じた。
■スイクン
- 持ち物:ゴツゴツメット
- 技構成:熱湯/凍える風/毒々/吠える
- 特性:プレッシャー
- 性格:図太い
- 実数値:203-*-166-111-136-125
- B:A216メガボーマンダA一段上昇捨て身タックル確定耐え
- S:準速70族+3
ガルーラやファイアロー、カイリュー、ボーマンダなどに対する駒としてゴツゴツメットスイクンを採用。
ガルーラ入りに対しガブリアスを初手に出して冷凍パンチを誘いながらスイクンを後出しするという立ち回りをするため水技には氷を即解除できる熱湯。
今回はガブリアスを拘りスカーフで採用したことで高耐久ポケモンの突破が厳しくなったため、有効活用できる場面が少なかったリフレクターを毒々に変更しスイクンで削りを入れられるようにした。
Sを削ってCに割いて氷技を冷凍ビームにすることも考えたが、対キノガッサ、化身ボルトロスに対する立ち回り、バシャーモや霊獣ボルトロスとの連携等を考えるとSに割いた凍える風採用個体の方が良いと判断した。
最後の技には、拘りスカーフガブリアスやバシャーモなど起点になる可能性のあるポケモンを採用しているため、起点回避のために吠えるとした。
- 持ち物:バシャーモナイト
- 技構成:飛び膝蹴り/フレアドライブ/剣の舞/守る
- 特性:加速→加速
- 性格:意地っ張り
- 実数値:167-189-90-*-91-120 → 167-233-100-*-101-140
- H:8n-1
- S:メガ進化前S一段階上昇で最速111族+1、メガ進化後S一段階上昇で最速135族+5
- ダウンロード対策でB<D(努力値4余り)
今回はメガゲンガーと同時選出することも考慮しメガ進化前の特性を加速とした。ピクシー入りなどにバシャーモを選出したくなった場合に、ゲンガーとバシャーモを同時選出して相手の選出に合わせてどちらをメガ進化させるか選べるようにすることで柔軟な選出ができるのではないかと考えた。
配分はクレセリアやスイクンへの乱数の動きを考慮してAを最大とし、Sはメガ進化後加速1回で最速135族を抜くことに加え、ゲンガーと同時選出することを考えてメガ進化していない状態で1加速後最速111族を抜けるところまで伸ばした。残りは定数ダメージによる消耗を少しでも抑えるためにHに振り、ダウンロード対策のために4だけDに回した。
バシャーモとゲンガー両方が苦手とする化身ボルトロスに強い霊獣ボルトロスに加え、化身ボルトロスはCSベースの配分が増加していたことを受けスカーフガブリアスを採用。
ファイアローに対しても鬼火や蜻蛉返りを許すことなく素早く処理ができる、バシャーモとの2枚エースとして扱うことで多少バシャーモを雑に扱っても良いのではないかと考えた。
技構成は、範囲を広げ一貫を生みやすくするために逆鱗と地震、耐久に割いていないボルトロス等を素早く処理でき、拘りスカーフガブリアスの採用理由とも言えるストーンエッジ、ナットレイを素早く処理するための炎の牙。
配分はウルガモスやリザードンに抜かれるようではガブリアスを拘りスカーフで採用する意味が無いと思っているため陽気AS。
■霊獣ボルトロス
メガバシャーモを構築の軸としている以上化身ボルトロスの対策は必須であるため霊獣ボルトロスを採用。
サイコキネシスの枠を草結びや気合玉にしたい場面は多いが、ゲンガーを採用したことで相手のバシャーモに対し薄くなっているため対面から1対1を取るためBに厚くしサイコキネシスを採用した。
配分は悪巧み持ちのHBボルトロスを考慮すると136辺りまで伸ばしたいところだが、火力も耐久も削ることができなかった。
カバルドンやメガボーマンダ、カイリュー辺りが厳しく、またナットレイの処理がバシャーモかガブリアスの炎の牙くらいしかないため、ナットレイ+ボーマンダorカイリューのような並びには特に弱い。
オフの結果は2勝6敗と散々だったが、特にカバルドンに詰まされた対戦が2回あり、カバルドン絡みのサイクルに対する選出や立ち回りをもっと考えて構築を組むべきだった。
また、ゲンガーをほとんど選出できず、選出した対戦ではバシャーモを出さなかったために負けたなど選出が上手くまとまらなかった部分も反省点だったため、もう一度1から選出の仕方を見直すべきだと感じた。