雨パ
ポケモン | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|
ニョロトノ | 脱出ボタン | 熱湯 | 冷凍ビーム | アンコール | 滅びの歌 | 雨降らし |
キングドラ | 拘り眼鏡 | 波乗り | 流星群 | 竜の波動 | 寝言 | すいすい |
ガブリアス | 気合の襷 | 地震 | 流星群 | 火炎放射 | ステルスロック | 鮫肌 |
ハッサム | 拘り鉢巻き | 蜻蛉返り | バレットパンチ | 電光石火 | 馬鹿力 | テクニシャン |
パルシェン | 拘りスカーフ | 氷柱針 | ロックブラスト | シェルブレード | 氷の礫 | スキルリンク |
キノガッサ | 毒々玉 | 種マシンガン | 気合パンチ | 身代わり | キノコの胞子 | ポイズンヒール |
本格的に使ったことがなかった雨パを考えてみましたが、自分にはイマイチ合っていない気がしたので公開します。
まだ雨に対する自分の理解が浅く、欠陥も多い構築ですがこれを叩き台にしてより完成度の高いパーティ構築を目指したいと思います。
雨の強みは天候による火力強化により手軽に高火力を出せることだと思うので、雨下で最も決定力の高い眼鏡キングドラ、眼鏡キングドラと相性の良い脱出ニョロトノを軸に組み、脱出トノ腐らせないために残りを出来る限り攻撃的な構成にし、脱出先をキングドラ以外にも選択できるようにしました。
以下個別解説です。
ニョロトノ
穏やか 197-*-112-111-145-94(252-*-132-4-92-28)
B:A186カイリュー鉢巻き逆鱗最高乱数以外耐え
D:C182ラティオス眼鏡雷14/16で耐え
後出しから相手の攻撃を受けることで素早くキングドラに展開できる脱出ボタンニョロトノ。
基本的には自分の先発のポケモンが勝てない相手に後出しして攻撃を受け、脱出ボタンで後続に繋ぎます。補助技に対してはアンコールで縛ってから交代する形になります。
また、先発で補助技を使ってくる相手に対しこちらも初手にニョロトノを出しアンコールを選択、脱出か補助技アンコールの二択を仕掛けることでキングドラの無償降臨を狙いやすくする動きもできます。
配分は脱出を確実に決めるために耐久に多く配分しました。耐久を伸ばし、クッションとしてニョロトノに負担を集中させることで、他のポケモンの負担を軽減することができます。Sはメタグロスやエアームドを意識しました。
技はタイプ一致+追加効果が優秀で安定な熱湯、起点妨害のアンコールと滅びの歌。熱湯の通りにくい相手に撃つため冷凍ビームを採用しましたが、ここは毒々や催眠術、脱出ボタン消費後にラッキー等を突破しやすくなる泥棒も選択肢になると思います。
キングドラ
控えめ 151-*-115-161-115-137(4-*-0-252-0-252)
雨下で最も高い決定力を持ち、瞬間的に高火力を引き出せる眼鏡キングドラをエースとして採用しました。
眼鏡を持つことで非雨下でも高い火力を持つため先発で出すこともでき、脱出トノと組むことで拘りによる技固定のデメリットも緩和することができます。
配分は火力を活かすために控えめCSぶっぱ。
技は非雨下や水技の通りにくい相手に対し瞬間的に高火力を出せる流星群と連打できる竜の波動が確定。本来なら最大火力のハイドロポンプと命中安定の波乗りを両立したかったのですが、キノガッサに対し薄くなるのを懸念し寝言を採用しました。
寝言だけでは対キノガッサは誤魔化し程度にしかなりませんが、対策しないことでトノグドラ選出ができなくなるのは構築自体の決定力を落とすことに繋がると考え最低限の対策として寝言を採用しました。
寝言採用によりハイドロポンプか波乗りのどちらかを切る必要が出てきましたが、エースポジションに当たるポケモンが技外しにより負けることは極力避けたいので命中安定の波乗りを採用することにしました。ハイドロポンプを切ることで決定力が多少なりとも落ちるため、上手く波乗りの圏内に入れる立ち回りを意識する必要があります。
ガブリアス
無邪気 183-151-115-132-94-169(0-4-0-252-0-252)
雨パの課題である電気の一貫を消すこと、ステルスロックによる決定力補佐として襷ガブリアスを採用しました。
基本的には先発起用によるサポートおよび削りが仕事になります。
自身が決定力になるのではなく、あくまで削りが目的であるため、竜技には動きが縛られる逆鱗よりも、ある程度の火力が出せて動きやすい流星群を採用しました。流星群を採用するためCを伸ばし、炎技にも火炎放射を採用しました。これによりナットレイやゴツメムドーに対して襷を潰されずに打点が持てるようになりました。襷+鮫肌により物理カイリューに対して後出しからでも高確率で勝つことができます(A204カイリューの鉢巻神速で低乱数2発)。
技は上記三つと、抜く理由のない地震で確定、配分も上記の通りCSぶっぱ。
ただ構築全体で物理決定力が不足しがちなので、AS剣舞の物理型で採用しても良いかもしれません。
ハッサム
陽気 145-182-100-*-81-128(0-252-0-*-4-252)
蜻蛉返りによりニョロトノに繋ぐ、あるいは終盤の高火力先制技による掃除ができる鉢巻きハッサムを採用。
雨パが苦手とするラティオスやユキノオーへの牽制にもなります。
技はニョロトノに繋ぐ蜻蛉返り、高火力先制技であるバレットパンチは確定。ボルトロスをはじめとする電気やウルガモスに撃てる電光石火。最後の枠には馬鹿力か、居座って撃てる虫食い等が候補になります。
配分は陽気AS。鉢巻きハッサムとしては非常に特殊な配分ですが、脱出ニョロトノを使用する性質上Sを伸ばした方が良いと判断し、めざ炎ユキノオーにも勝てるように思い切って最速にしてみました。ただこの動きはよりSの高い霊獣ボルトロスや霊獣ランドロスの方がしやすいため、ユキノオーに厚くした上で霊獣の採用も検討するべきだと思います。
また後述するようにキノガッサへ展開するパターンもあるため、配分は一般的なHAにするべきかもしれません。
このハッサムの枠に関してはまだ煮詰まっていない部分が多いため、霊獣の採用も含めいろいろ検討していきたいと思います。
パルシェン
陽気 125-147-200-*-66-134(0-252-0-*-4-252)
雨に対し初手で出されやすいラティオスをはじめとしたドラゴンを倒せるスカーフパルシェン。
キノガッサを採用していることからも初手にラティオスを強く呼ぶため、初手に出して対面から倒す、あるいは流すことができます。
スカーフでの採用のため配分は陽気AS。
技はドラゴンやポイズンヒールキノガッサに勝てて抜く理由もない氷柱針は確定、ロックブラストとシェルブレードで広範囲に対応できるようにしました。スカーフ持ちのドラゴンや化身ボルトロスにも隙を見せにくくするために氷の礫を採用しました。
実際に使ってみて初手ラティオスを出された試合が予想以上に多かったため、スカーフパルシェンは雨と非常に相性が良いと感じました。とはいえこのギミックを採用した構築がすでにいくつか存在するため、内容が割れていると不利な展開になりやすいのが難しいところではあります。
キノガッサ
陽気 155-151-101-*-92-134(156-4-4-*-92-252)
HP:8n+11(身代わりによるHP消費をポイズンヒール2回で回復、ポイズンヒール1回の回復量が天候ダメージ2回より多い。)
パルシェンと相性が良く、ハッサムの蜻蛉返りから展開できるポイズンヒールキノガッサを最後に採用しました。
基本的にハッサムの蜻蛉返りやニョロトノの脱出により有利対面を作って展開していきます。
ポイズンヒールでの採用のため身代わりとキノコの胞子は確定。ニョロトノの脱出やハッサムの蜻蛉返りにより有利対面を作りやすいため、胞子を撒かなくても身代わりが安定択になりやすいことから気合パンチを採用しました。これによりここまでで不足しているナットレイへの打点も一応確保できています。最後の枠にはパーティ全体でスイクン等高耐久水が辛いことから種マシンガンを採用しました。
配分は一般的なポイズンヒールキノガッサの調整ですが、気合パンチを採用していることからもっとAを伸ばしても良いかもしれません。
解説は以上になります。
まだ実践で回した回数が少なく、完成度も低い構築で改善すべき部分は多々あると思います。似たような構築はすでにいくつか出回っているため、それらを参考にしつつ選出や立ち回りのパターンも自分なりにしっかり考えながら完成度を高めていきたいです。