第10回キツネの社mf対戦ログ

第10回キツネの社mf予選の対戦ログです。ところどころ間違いがあるかもしれませんがご了承ください。
左から3体が選出されたポケモン、一番左側が互いの初手、各ターンの行動は左側が先攻になります。
使用構築→http://d.hatena.ne.jp/sub_pkmn/20131007/1381154014


■1R ラフィーさん
相手選出:ヒードラン カイリュー クレセリア (ボルトロス化身 ガブリアス スターミー)
自分選出:ヒードラン カイリュー ハッサム

いきなり4体ミラー。一見スターミーやガブリアスが小さくなるや逆電磁砂のように見えるが、クレセドランカイリューの並びと合わせて考えると対面性能を重視した型の可能性もあり、襷スターミー等の可能性も考えられる。相手視点からするとボルトロスに対面から勝てるようにカイリューは絶対に選出したい、更に厚くしたいならキノガッサクレセリア以外にも比較的ささっていそうなスターミーも同時に選出する可能性が高いと考える。後は互いにカイリューを出したくなるためカイリューに舞われなければ有利になれるガブリアスも選出される可能性が高い。ガブリアスかスターミーのどちらかが襷の可能性が濃厚・・・ などなどさんざん悩んだ末結局ヒードランを初手に出し先に展開していこうと考える。正直自分から先にカイリューハッサムで舞うくらいしか勝つ方法が思い浮かばない。

T1 自分ヒードランめざ氷 相手ヒードラン挑発
初手ヒードランミラー。持ち物もお互い風船。ステロを撒きたいが、このタイミングで襷スターミーを後出しされると詰みかねないので風船潰しと交換際の襷潰しも兼ねてめざ氷を選択。互いに居座り、自分のヒードランが先制しめざ氷。相手のヒードランは挑発。

T2 自分ヒードランめざ氷 相手ヒードラン挑発
もう一度居座ってめざ氷だが完全にミス。相手の持ち物の風船は既に潰れている上にステロも撒かれていないのでカイリューに交代で良かった。相手は居座ってステロ。

T3 自分ヒードランめざ氷 相手ヒードラン吠える 自分ヒードランハッサム
ステロを撒かれた以上下手にカイリューに引いてステロダメージが入るのが嫌なのでそのまま居座る。相手のヒードランの吠えるでハッサムが出る。

T4 ハッサム交代→ヒードラン 相手ヒードラン吠える 自分ヒードランハッサム
ハッサムが倒されると相手のカイリューが厳しくなるので、相手のヒードランがこちらのヒードランに有効打が無さそうなのでヒードランに引く。相手のヒードランの吠えるで再びハッサムが出る。ステロが痛い。

T5 ハッサム交代→ヒードラン 相手ヒードラン挑発
前のターンはこの対面で吠えるを使ってきたので居座ることも考えたがさすがに危険すぎると判断しヒードランに戻すと相手は挑発。

T6 自分ヒードランめざ氷 相手ヒードラン吠える 自分ヒードランハッサム
相手は吠えるしかできることがなさそうなので居座ると相手は吠える。またハッサムが出る。ステロが痛い…。

T7 ハッサム交代→ヒードラン 相手ヒードラン吠える 自分ヒードランカイリュー
相手はこの対面でずっと吠えるを選択しているため居座っても良いが、やはり炎技を撃たれるリスクと吠えられた場合にカイリューが出れば多少有利になると考えヒードランに引くと相手の吠えるでカイリューが出る。やっとこの対面を作ることに成功するが相手の裏が何も分からないためまだ厳しい。

T8 カイリュー交代→ヒードラン 相手ヒードラン吠える 自分ヒードランハッサム
地震を撃ちたいところだが、このタイミングでガブリアスを出されると相手のヒードランを落とす手段が無くなるため風船が残っていることもありガブリアス一点読みのヒードラン交代だが完全に悪手。仮にガブリアスを後出しされてもハッサム捨てからのヒードランで良かった。というかどちらいせよこの時点でほぼ詰んでる。カイリューハッサムも消耗し過ぎている上に相手のヒードランが挑発吠えるを持っているため舞う余裕がない。相手のヒードランの吠えるで再びヒードランハッサム対面。

T9 ハッサム虫食い ヒードラン吠える ハッサムヒードラン
ハッサムが消耗し過ぎているため交代してもあまり意味がなく、相手も吠えてくるだろうと考え居座って虫食い。吠えるでヒードランが出る。

T10 相手ヒードラン挑発 自分ヒードランステルスロック失敗
ステロを撒けるタイミングはここしかないと考えステロ選択するも同速負けし挑発でステロ失敗。

T11 自分ヒードランめざ氷 相手ヒードラン吠える 自分ヒードランハッサム

T12 ハッサム交代→ヒードラン 相手ヒードラン吠える ヒードランハッサム

T13 相手ヒードラン噴煙 自分ハッサム落ちる→カイリュー

T14 自分カイリュー地震 相手ヒードラン落ちる→カイリュー

T15 相手カイリュー逆鱗 自分カイリュー落ちる→ヒードラン

T16 相手カイリュー逆鱗 ヒードラン落ちる

負け

カイリューが落とされ、ヒードランを繰り出すも相手のカイリューの方が速くそのまま押し切られて負け。

相手のヒードランに上手く仕事をされてしまいました。対戦後に話したところ、カイリューに舞われると負けなのでとにかく舞われないように心がけたとのことでした。ヒードランを素早く処理することができなかったことで終始ペースを握られた試合でした。


■2R さくらはづきさん
相手選出:ニョロトノ キノガッサ キングドラ (ボルトロス霊獣 ソーナンス ヒードラン
自分選出:キノガッサ カイリュー クレセリア

構築段階でやや苦手な雨。霊獣ボルトロスが対化身ボルトロスを担っていると考え、霊獣ボルトロスが選出されやすく、残りはトノグドラで押し切れそうなのでボルトトノグドラ選出で来る可能性が高いと考える。こちらの対雨はキノガッサカイリュークレセリア選出が基本となるが、霊獣ボルトロスを初手に出されてもキノガッサの胞子かエッジから入れるためこの選出。キノガッサは出す余裕がないだろうと考え切ったが、この判断が完全に失敗だった。

T1 ニョロトノ目覚めるパワー キノガッサ襷で耐える キノガッサ種マシンガン ニョロトノ落ちる→キノガッサ
初手はキノガッサニョロトノの対面。一応有利対面ではあるため種マシンガンを選択。相手が先制し目覚めるパワー。効果抜群でキノガッサは襷で耐える。最速もしくはスカーフでめざ飛行だろう。種マシンガンでキノガッサを落とすと相手はキノガッサを死に出し。

T2 自分キノガッサマッハパンチ 相手キノガッサキノコの胞子 相手キノガッサ毒々玉発動
マッハパンチで削ると相手のキノガッサはキノコの胞子。相手のキノガッサは毒々玉発動。ここでやっと相手の狙いに気が付く。

T3 相手キノガッサビルドアップ 自分キノガッサ眠り
相手はやはりビルドアップ。このターンは眠っているのが確定なので次のターンに起きることに賭けて居座る。ここでクレセリアに引いても良かったがこのタイミングでローキックを撃たれると完全に詰みなので居座り。ここでクレセリアに引けない辺り既に弱気になってる。

T4 相手キノガッサ身代わり 自分キノガッサ起きて種マシンガン 身代わり破壊
身代わりを張られるも最速起きで種マシンガンを撃ち身代わりを破壊。

T5 相手キノガッサキノコの胞子 自分キノガッサ眠り
このターンは相手は胞子安定なので居座る。

T6 相手キノガッサビルドアップ 自分キノガッサ眠り
やはりローキックが怖くて居座るがビルドアップを積まれる。

この後のログは非常に長くなるため省略しますが、結局そのままビルドアップを6回積まれた後身代わりを残されたままキノガッサを突破され、クレセリアで身代わりを張るもローキックで壊される(それどころかサイコショックキノガッサの身代わりが壊れない)。結局キノガッサクレセリアも突破され降参。

負け

ビルドアップか身代わりのタイミングで早めにクレセリアを交代で出せればよかったのですが交代のタイミングでローキックを入れられるとそのまま負けに繋がるため怖くて交代できませんでした。どこかで強気に交代すればよかったので、択ゲーを恐れずにもっと強気で立ち回らなければいけない場面もあると痛感しました。ただ相手の構築は襷ニョロトノの凍える風からキノガッサに繋いで嵌めるという、今回使用した構築ではほぼ間違いなく勝てない相手だったので構築段階から非常に厳しい相手でした。


■3R じゃがバターさん
相手選出:ラティオス ハッサム ボルトロス霊獣 (バンギラス グライオン ローブシン
自分選出:カイリュー ヒードラン ハッサム

バンギグライなのでボルトロスハッサムヒードランのいずれかで崩していきたい。相手視点で考えると、バンギグライ選出の場合初手にボルトロスから入られると厳しいためボルトロスに対面から勝てる可能性の高い霊獣ボルトロス、HDローブシン、ヨプorスカーフバンギラスのどれかが初手に来ると予想。こちらの構築に電気の通りが良いことから霊獣ボルトロスがいるなら初手から来るだろうと考える。こちらはとにかく初手ローブシンが重いため対面から負担を掛けられるカイリューを初手に。ボルトロスでも良いがその場合相手の初手が霊獣ボルトロスだった場合が厳しいのでやはりカイリュー先発。後はバンギグライ選出にもそれ以外にも対応できそうなヒードランハッサムラティオスが初手に来た場合はヒードランを後出しして展開していこうと考える。

T1 相手ラティオス交代→ハッサム 自分カイリュー交代→ヒードラン
初手はカイリューラティオスの対面。相手からすると耐久振りの鉢巻逆鱗が怖いが、こちらも眼鏡流星群が怖いので素直にヒードランに交代すると相手はハッサムに交代。有利対面になる。

T2 相手ラティオスに交代 ヒードランオーバーヒート
下手に居座られて馬鹿力を撃たれたり蜻蛉返りで風船を割りながら有利対面を作られても嫌なので早めにハッサムを処理するためにオーバーヒートを選択。相手はラティオスに交代。ラティオスをオーバーヒートで3割程削る。

T3 ラティオスリフレクター ヒードラン目覚めるパワー氷
ステルスロックを撒きたいところではあるが、トリックで固定されて後続の起点にされると面倒なので削るために目覚めるパワー氷を選択。ラティオスはリフレクター。

T4 ラティオス光の壁 ヒードランステルスロック
リフレクターを使用してきたことから少なくともこのターンに拘りトリックはないのでステルスロックを撒く隙があると判断し壁のターン稼ぎも兼ねてステルスロックを選択。相手は光の壁。

T5 ラティオス流星群外し ヒードラン目覚めるパワー氷
ラティオスなのでヒードランへの有効打がない可能性が高いので居座る。ラティオスが流星群を撃ってくるも外れる。目覚めるパワー氷で少しだけ削る。

T6 ラティオス交代→霊獣ボルトロス ヒードラン目覚めるパワー氷
そのまま居座ってラティオスを削るために目覚めるパワー氷を選択すると相手は霊獣ボルトロスに交代。目覚めるパワー氷で少し削る。

T7 霊獣ボルトロス気合玉急所 ヒードラン落ちる→カイリュー
ヒードランハッサムのために取っておきたいが霊獣ボルトロスを受けられるポケモンがいないためヒードランを捨てるために目覚めるパワー氷を選択。霊獣ボルトロスの気合玉急所でヒードランが落ち、カイリューを繰り出す。
強化アイテム無しの気合玉は急所でなければ耐えるが、ヒードランはCが2段階下がっているためめざ氷は大したダメージにはならないため落ちてもあまり問題はない。ただ悪巧みの可能性を考慮すると吠えるを選択するべきだった。持ち物が分からないのは多少痛いがカイリューで起点にできると判断。
この時点でリフレクターが切れなかったためラティオスの持ち物は光の粘土で確定。

T8 霊獣ボルトロス悪巧み カイリュー竜の舞
リフレクターが残っており、Sも負けているため竜の舞を積んで突破を狙う。相手は悪巧み。

T9 カイリュージュエル逆鱗 霊獣ボルトロス落ちる→ハッサム
悪巧みを積まれたためマルチスケイル込みでもめざ氷を耐えることができないためジュエル逆鱗を選択。霊獣ボルトロスが落ち相手はハッサムを繰り出す。

T10 カイリュー逆鱗 ゴツゴツメットのダメージを受ける ハッサム羽休め リフレクター消える
逆鱗で固定されているためそのまま居座るとゴツメダメージを受ける。ハッサムは羽休めで回復。ここでリフレクターが消える。

T11 カイリュー逆鱗 カイリュー混乱 ゴツゴツメットのダメージを受ける ハッサム羽休め
逆鱗で削るもゴツメダメージと羽休めで粘られる。

T12 カイリュー混乱自傷 ハッサム羽休め
地震を選択するも混乱自傷を引く。ハッサムは羽休めで回復。

T13 カイリュー混乱自傷 ハッサム羽休め
再び地震を選択するもまた混乱自傷カイリューさん仕事して下さい。ハッサムは羽休め。攻撃してこないのはHPを多く残すためにゴツメと混乱で削りきろうといったところか。

T14 ハッサムバレットパンチ カイリュー落ちる→ハッサム
カイリューハッサムのバレット圏内で、ハッサムも体力MAXまで回復したためバレットパンチで落としに来る。カイリューが落ちハッサムを繰り出す。

T15 自分ハッサム剣の舞 相手ハッサム蜻蛉返り→ラティオス
ゴツメハッサムなのでHBに特化している可能性が高く、そうなるとアクロバット一発で落とすためにはステルスロック込みでかつジュエル消費+剣舞2回必要。とりあえず剣舞を選択すると相手は蜻蛉返りでラティオスが出てくる。無いとは予想していたがとりあえず剣の舞を使われなかったためほっとする。

T16 自分ハッサムジュエルバレットパンチ ラティオス落ちる→ハッサム
めざ炎があったり再度リフレクターを張られると面倒なので素直にバレットパンチを選択。ラティオスが落ちハッサムが再度出てくる。

T17 自分ハッサム剣の舞 相手ハッサム蜻蛉返り
ゴツメの蓄積や羽休めによる回復まで考えると一撃で落としたいためもう一度剣の舞を選択。相手は蜻蛉返り。まだバレット+ゴツメダメージは耐えるはず。

T18 自分ハッサムクロバット 相手ハッサム落ちる

勝ち

HB特化ハッサムでもステロ込みのアクロバットで落とせると判断し、アクロバットを選択。アクロバットで相手のハッサムを落として勝ち。
壁のターンを上手く稼ぎながらハッサムに展開することができました。特に最後のハッサムミラーは、ハッサムがアクロバットではなく燕返しを採用していた場合、剣の舞を2回積んでも落とすことができないためもう一回多く剣の舞を積む必要があります。そうなると当然被弾回数が増え急所のリスクも高くなります。こういう展開があるので個人的にはやはりジュエルハッサムにはアクロバットの火力が欲しくなります。


■4R わらばーさん
相手選出:カバルドン ラティオス ドリュウズハッサム キノガッサ スイクン
自分選出:キノガッサ ヒードラン ハッサム

綺麗なカバドリの並び。カバドリに対しては初手キノガッサから入り、ヒードランラティオスを受けつつハッサムキノガッサの先制技を合わせて戦うと決めていたのでこの選出。ボルトロスカバルドンドリュウズ以外に刺さっていることからカバドリ選出で来ると予想。カバルドンが氷の牙を持っている場合、カバルドンラティオススイクンとい選出も考えられるが、ボルトロスキノガッサで圧力を掛けているためカバドリで来ると判断。カバドリ選出とSの高いハイドロポンプスイクンを同時に見るのはこの構築ではほぼ不可能なのでスイクンを切ることに。

T1 カバルドン交代→ラティオス キノガッサ種マシンガン
初手はカバルドンキノガッサの対面。カバルドンを削れて交代で出てくるラムラティオスにも負担を掛けられる種マシンガンを選択。相手はラティオスに交代、種マシンガンと砂ダメージで半分ほどまで削る。

T2 ラティオス交代→カバルドン キノガッサ交代→ヒードラン
キノガッサドリュウズを処理するために残しておく必要があるが、ラティオスがめざ炎持ちの可能性もあるため一度ヒードランに交代すると、相手も交代でカバルドンが戻ってくる。

T3 ヒードラン目覚めるパワー氷急所 カバルドンオボンの実で回復 カバルドン欠伸
後ろに身代わり持ちドリュウズや瞑想ラティオスまで考慮するとダメージよりも命中安定で反動も無いめざ氷で良く、またハッサムキノガッサが残っているためステルスロックの必要性も薄いと判断し、削るために目覚めるパワー氷を選択すると急所にあたり4割程まで削りオボンで回復される。カバルドンの欠伸がヒードランに入る。

T4 ヒードラン交代→ハッサム カバルドン交代→ラティオス
欠伸ループを抜ける手段が無いが、ステルスロックを撒かれておらず砂嵐ダメージも入らない、またヒードランの風船も残っていることから、ヒードランハッサムで交代を繰り返し、欠伸以外を使用されたターンに攻めれば良いと判断しハッサムに交代。相手も交代でラティオスが出てくる。

T5 ハッサムジュエルバレットパンチ ラティオス落ちる→ドリュウズ
ラティオスの残りHPからジュエルバレットパンチで落とせると判断しバレットパンチを選択。ジュエルバレットパンチラティオスが落ち相手はドリュウズを繰り出す。

T6 ハッサムバレットパンチ ドリュウズジュエル地震 ハッサム落ちる→キノガッサ
ドリュウズがヨプや襷を持っている可能性を考えると少しでも削っておきたいのでバレットパンチを選択。バレットパンチで少しだけ削り、ジュエル地震ハッサムが落ちる。持ち物がヨプでないことからマッハパンチで落とせると判断しキノガッサを出す。

T7 ドリュウズ交代→カバルドン キノガッサマッハパンチ
カバルドンに交代されても種マシンガンで落とせるため素直にマッハパンチを選択。相手はカバルドンに交代。マッハパンチカバルドンを少し削る。

T8 キノガッサ種マシンガン カバルドン落ちる→ドリュウズ
カバルドンの持ち物がオボンであることが既に分かっているため素直に種マシンガンでカバルドンを落とす。

T9 キノガッサマッハパンチ ドリュウズ落ちる

勝ち

スイクンキノガッサより速い個体でなかったため選出されなかったこと、ドリュウズがヨプで無かったことが勝因だったと思います。ヨプドリュウズだった場合はバレット2発+マッハパンチを耐えられるため鋼のジュエルを温存する立ち回りをするか、ヒードランで風船を残しながら怯みを引かないことが必要になるので厳しかったと思います。
5ターン目でジュエルバレットを警戒してラティオスが引かれた場合は、ヒードランで処理するかステロと砂ダメージを稼いでバレット圏内に入れる立ち回りをする必要があったと思います。


■5R きのさん
相手選出:ローブシン ヒードラン ゴチルゼル (バンギラス ロトム水 カイリュー
自分選出:カイリュー キノガッサ ハッサム

ロトムローブシンがいるため、特に初手ローブシンにしっかり圧力を掛けるためにカイリューを初手に出し、初手ドレインパンチを全力で阻止しに行く。残りはカイリューが倒されると水ロトムヒードランが辛いため襷を利用すれば勝てるキノガッサカイリューゴチルゼルローブシンに打点が持てるハッサムヒードランが重いが上手くキノガッサで処理し、かつゴチルゼルの起点にならないように立ち回たい。

T1 カイリュージュエル逆鱗 ローブシン冷凍パンチ
初手はカイリューローブシンの対面。強化アイテム持ちだと冷凍パンチで落ちる可能性もあるため舞わずに逆鱗を選択。ジュエル逆鱗でローブシンを2割弱程まで削る。冷凍パンチを撃たれるが耐える。

T2 ローブシンマッハパンチ カイリュー逆鱗 ローブシン落ちる→ヒードラン カイリュー混乱
マッハパンチを撃たれるがギリギリで耐え逆鱗でローブシンを落とし、逆鱗終了でカイリューは混乱状態に。自分の構築は初手のローブシンが非常に重いため落とせたのは大きい。相手はヒードランを繰り出す。

T3 カイリュー混乱自傷で落ちる→キノガッサ ヒードラン火炎放射不発
ヒードランを落としたいため地震を選択するも、混乱自傷で落ちる。ハッサムはさすがに出せないのでキノガッサを繰り出す。

T4 キノガッサキノコの胞子 ヒードラン眠り
こちらのカイリューが神速圏内にも関わらずカイリューが出てこなかったことからカイリューは選出されていない、またカイリューより遅かったことからSにあまり振っていない個体と判断し、キノコの胞子を選択。キノガッサが先制しヒードランは眠り状態に。

T5 キノガッサマッハパンチ ヒードラン眠り
オボン等でなければマッハパンチ2発で落ちるのでマッハパンチを選択。ヒードランを半分ほど削る。ヒードランは眠ったまま。

T6 ヒードラン交代→ゴチルゼル キノガッサマッハパンチ
ヒードランを倒すためにマッハパンチを選択すると相手はゴチルゼルに交代。マッハパンチで3割程削る。

T7 ゴチルゼルトリック キノガッサの持ち物が拘りスカーフに キノガッサ種マシンガン ゴチルゼル落ちる→ヒードラン
引くことはできないので身代わりやカゴの可能性も考慮し種マシンガンを選択。ゴチルゼルが先制しトリックで拘りスカーフを渡される。種マシンガンでゴチルゼルを落とす。

T8 キノガッサ交代→ハッサム ヒードラン眠り
拘りスカーフにより種マシンガンで固定されているため解除するために一度ハッサムに交代。

T9 ハッサム虫食い ヒードラン眠り
ハッサムを捨ててキノガッサマッハパンチで問題無いと判断し適当に削る。ハッサムが先制しほんの少しだけ削る。

T10 ハッサムクロバット ヒードラン眠り
ハッサムの方が速いのでアクロバットで適当に削る。眠りターン最長は無駄だろうが万が一のことも考えるとおいしい。

T11 ハッサムクロバット ヒードラン起きて火炎放射 ハッサム落ちる→キノガッサ
クロバットで削り、ヒードランが起きて火炎放射で落とされる。キノガッサを出す。

T12 キノガッサマッハパンチ ヒードラン落ちる

勝ち

重かった初手ローブシンカイリューで突破できたことと、キノガッサのキノコの胞子が上手く機能したために勝つことが出来た試合でした。やはりキノコの胞子があると立ち回りの幅が広がると感じました。
相手の選出がゴチルゼルではなくカイリューだった場合は押し切られていた可能性が高いので選出が上手く噛み合っていた結果だったと思います。


■6R おふうさん
相手選出:カバルドン ハッサム カイリュー (ドリュウズ ラティオス スイクン
自分選出:キノガッサ ヒードラン ハッサム

この日2回目のカバドリ。カイリューがいるが、4Rと同様対カバドリの基本選出であるキノガッサヒードランハッサムで、初手カバルドンには種マシンガンから入り、ラティオスカイリューハッサムに対してはヒードランを出していく。やはりSの高いハイドロポンプスイクンを切った選出をしなければいけないのが辛い。

T1 キノガッサ種マシンガン カバルドン落ちる→ハッサム
カバルドンを削り、後ろのラティオスまで意識し種マシンガンを選択。相手は居座り、急所1回を含む種マシンガン4発でカバルドンを落とす。欠伸を撃たれなかったのは大きい。相手はハッサムを繰り出す。

T2 キノガッサ交代→ヒードラン ハッサム剣の舞
キノガッサドリュウズが選出されている場合を考慮して残しておきたいのでヒードランに交代。相手は剣の舞。

T3 ハッサムバレットパンチ 風船割れる ヒードランオーバーヒート ハッサム落ちる→カイリュー
相手のハッサムに先に舞われたため、こちらのハッサムキノガッサで相手のハッサムを処理するのが厳しいため素直にオーバーヒートを選択。オーバーヒートでハッサムが落ち、相手はカイリューを繰り出す。

T4 ヒードラン目覚めるパワー氷 カイリュー竜の舞
交代しても後ろに負担が掛かるだけなので目覚めるパワー氷を選択。少しだけ削り、相手は竜の舞。

T5 カイリュー地震 ヒードラン落ちる→キノガッサ
カイリューのHPを少しでも削るために目覚めるパワーを選択。地震ヒードランが落とされる。ハッサムのジュエルバレットパンチでほぼ勝ちだが、念のためカイリューに逆鱗を撃たせるためにキノガッサから出す。

T6 キノガッサマッハパンチ カイリュージュエル逆鱗 キノガッサ落ちる→ハッサム
マッハパンチで少しだけ削り、ジュエル逆鱗で落とされる。ハッサムを出す。

T7 ハッサムジュエルバレットパンチ カイリュー落ちる

勝ち

カバドリ選出はされなかったものの、キノガッサカバルドンを、ヒードランハッサムを、カイリューは削った後にハッサムで処理と、ほぼ理想的な展開で勝つことが出来ました。後で聞いたところカバルドンは欠伸を持っていなかったそうなので、初手の急所はそこまで影響はなかったと思います。スイクンもSには振っていない個体だったようなので出せなかったとのことでした。


■7R トーマスさん
相手選出:ボルトロス霊獣 ローブシン スイクン (ハッサム カイリュー クレセリア
自分選出:カイリュー ヒードラン ハッサム

無天候のスタン系に見えるが、クレセリアローブシントリックルーム展開、カイリューハッサムの積み技リレーのような展開も考えられる。相手からすると初手のボルトロスキノガッサに対応するために初手は霊獣ボルトロスローブシンの可能性が高い。一方こちらはとにかく初手ローブシンが重いため、霊獣ボルトロスにも対応できるカイリューを初手に出すことをまず決める。残りはトリルブシンへの展開にも対応できるハッサムと、相手のハッサムカイリューに対するストッパーとなるヒードラン

T1 霊獣ボルトロスボルトチェンジローブシン カイリュージュエル逆鱗
初手はカイリューと霊獣ボルトロスの対面。いきなり竜の舞を積んでも良いが、スカーフめざ氷2発で落とされるのが怖いため逆鱗を選択。相手はボルトチェンジ。C特化か強化アイテム持ちか分からない絶妙なダメージが入る。ボルトチェンジから相手はローブシンを繰り出し、ジュエル逆鱗で1割程まで削る。

T2 ローブシンマッハパンチ カイリュー逆鱗 ローブシン落ちる→霊獣ボルトロス カイリュー混乱
マッハパンチカイリューが少し削れ、逆鱗でローブシンを落としたところでカイリュー混乱。相手は再度霊獣ボルトロスを繰り出す。

T3 カイリュー交代→ヒードラン 霊獣ボルトロス10万ボルト
カイリューは神速で霊獣ボルトロスを確実に削りたいと考え、目覚めるパワー氷を耐えながら削るためにヒードランに交代。10万ボルトで半分以上削られる。やばい。

T4 ヒードラン目覚めるパワー氷 霊獣ボルトロス10万ボルト ヒードラン落ちる→カイリュー
後出しはできないので目覚めるパワー氷で捨てるとヒードランが先制で目覚めるパワー氷を撃つも半分も入らない。霊獣ボルトロスの10万ボルトでヒードランが落ちる。神速で削るためにカイリューを出す。

T5 霊獣ボルトロス交代→スイクン カイリュー神速
10万ボルトを耐えるか怪しかったため神速を選択すると相手はスイクンに交代。神速で少し削る。

T6 カイリュー逆鱗 スイクン冷凍ビーム カイリュー落ちる→ハッサム
逆鱗で削るも耐えられて冷凍ビームでカイリューが落ちる、ハッサムを繰り出す。

T7 スイクンイバンの実発動 スイクンリフレクター ハッサム虫食い
イバンの実が発動しスイクンが先制しリフレクター。虫食いを撃つが耐えられる。

T8 スイクンハイドロポンプ ハッサム落ちる

負け

霊獣ボルトロスを急所等で突破できる可能性を残すためにジュエルを温存する必要があると考え虫食いを選択するも先制でハイドロポンプを撃たれハッサムが落とされて負け。
対戦後に話を聞いたところ霊獣ボルトロスは耐久にかなり厚く配分していたようです。オーバーヒートで削ったところで他の2体の圏内に入れるのは難しかったと思います。1ターン目に竜の舞を積んでいれば多少は有利になったかもしれませんが、スカーフの可能性もありめざ氷2発で落とされることを考慮すると積むのは危険であり、積んだとしてもスイクンの突破が厳しかったので構築段階で厳しい相手だったと思います。


■8R ビルネさん
相手選出:バンギラス ドリュウズ クレセリア (キュウコン ボーマンダ ローブシン
自分選出:ボルトロス キノガッサ ハッサム

バンギラスドリュウズキュウコンクレセリアクレセリアローブシンといろいろな選出パターンが考えられるが、キュウコンがあまり刺さっておらず、ボルトロスカイリューを処理するためにバンギラスを中心とした選出をしてくると予想。バンギラスからドリュウズで全抜きを狙ってくるか、あるいはクレセリアトリックルームから展開してくる可能性が高いが、初手ボルトロスの身代わりからどのパターンにも対応できそうだったので初手はボルトロス。残りはまずドリュウズの全抜きを阻止するためにキノガッサ、最後はトリックルームからのローブシンバンギラスに対応できてドリュウズがヨプだった場合でもキノガッサと合わせて処理できるようハッサム

T1 ボルトロス身代わり バンギラスストーンエッジ 身代わり壊れる
初手はボルトロスバンギラスの対面。馬鹿力を撃ちたいところだが、万が一スカーフだった場合のことを考え身代わりから入る。ストーンエッジで身代わりが壊される。

T2 ボルトロス交代→キノガッサ バンギラス交代→ドリュウズ
スカーフの可能性を考慮しキノガッサに交代すると、相手もドリュウズに交代。交代の順番からスカーフではないことが確定。身代わりを見せて引いたことから、馬鹿力を警戒しての交代なのでおそらく鉢巻、そうなるとドリュウズが襷かヨプの可能性が高いと考える。

T3 ドリュウズ交代クレセリア キノガッサマッハパンチ ゴツゴツメットでダメージを受ける
下手に交代読み等をして怯まされると負けなので素直にマッハパンチを選択。相手はクレセリアに交代し、キノガッサがゴツメダメージを受ける。砂嵐ダメージの順番からキノガッサの方が速いことが分かる。

T4 キノガッサキノコの胞子 クレセリア眠り
砂嵐ダメージの順番からキノガッサの方が速いことが分かったので、寝言がないことに期待しながらキノコの胞子を撃つ。素直にハッサムに引いてもよかったがめざ炎があった場合ハッサムが落とされ、ドリュウズを削りきれずに負ける可能性が高いため胞子から入る。

T5 キノガッサ交代→ハッサム クレセリア眠り
キノガッサドリュウズを処理するために絶対に残したいのでハッサムに交代。クレセリアは眠ったまま。

T6 クレセリア眠り ハッサム虫食い
最もダメージの入る虫食いを選択。クレセリアは眠ったままで、虫食いで次のバレット圏内に入る。

T7 ハッサムジュエルバレットパンチ クレセリア落ちる→バンギラス
バンギラスドリュウズへのダメージを考えると剣の舞を積みたいが、このターンで起きるのは確定なのでめざ炎を警戒しバレットパンチを選択。クレセリアが落ちバンギラスが出てくる。

T8 ハッサム虫食い バンギラスストーンエッジ外す
虫食いを先制で撃つがギリギリ耐えられ、ストーンエッジを撃たれるも外れる。
これはどう見ても完全なミス。どう考えてもボルトロス捨てからのキノガッサで良かった。キノガッサがゴツメと砂で削られているため、ストーンエッジが当たっていればハッサムが落ち、ドリュウズがヨプ、襷、Bに振っているのどれかで負けが確定する場面。

T9 ハッサム虫食い バンギラス落ちる→ドリュウズ
虫食いでバンギラスを落とす。

T10 ハッサムバレットパンチ ドリュウズ地震
襷やヨプの場合少しでも削っておく必要があるためバレットパンチを選択。地震を撃たれるがギリギリで耐える。

T11 ハッサムバレットパンチ ドリュウズ地震 ハッサム落ちる→キノガッサ
バレットパンチで削り、地震ハッサムが落とされる。キノガッサを繰り出す。

T12 キノガッサマッハパンチ ドリュウズ落ちる

勝ち

マッハパンチを選択、ドリュウズはヨプではなくドリュウズを落として勝ち。
立ち回りのミスを運で拾った試合でした。本当になぜ8ターン目にボルトロスを捨てなかったのか分かりません…。勝てたから結果としては良かったものの立ち回りでのミスを減らさないといけないと痛感しました。こういうミスをいつまでたってもなくせないから予選抜けられないんだろうなーと思いました。


以上が第10回キツネの社mfの全対戦の内容になります。
結果としては勝ち越すことはできましたが、内容は決して良いと言えるものでもなく、選出がたまたま噛み合った、あるいは当たり運も含め運が良かったために勝てた試合が多かったように思います。何か一つでも選出や立ち回りが違っていればどの試合も違った結果になったかもしれないので、もっと構築や立ち回りを良く考える必要があると感じました。

長くなりましたが今回は以上となります。ここまで読んでいただきありがとうございました。