第1回関西シングルFESTA対戦ログ
遅くなりましたが第1回関西シングルFESTA予選8試合の対戦ログです。ところどころログが曖昧になっていたり間違っているところがあるかもしれませんがご了承下さい。
使用構築:http://d.hatena.ne.jp/sub_pkmn/20130630/1372597964
※全8試合分と非常に長いので注意して下さい。
1R エンドーさん
相手PT:ラッキー グライオン クレセリア シャンデラ パルシェン キノガッサ
選出予想:ラッキー キノガッサ グライオンorシャンデラ
自分選出:カバルドン ドリュウズ ラティオス
相手選出:グライオン キノガッサ ラッキー
受けループのような並びだが、シャンデラやパルシェン、キノガッサと攻撃的な並びもある構築。ラティオスを受けられそうなのがラッキーしかいないためラッキーは確実に来ると予想、ドリュウズを確実に処理できるキノガッサも出てくる可能性が高い。残りはドリュウズに強くハッサムにも弱くないグライオンの選出も濃厚。そうなるとラティオスのトリックからウルガモスで積んでいきたいところだが、ウルガモスがシャンデラに対し有効打が無くシャンデラが選出される可能性を捨て切れず、カバドリラティの基本選出。
・T1 グライオン地震 カバルドンHP178 カバルドンステルスロック
初手はカバルドンとグライオンの対面。とりあえず何が来てもいいのでステルスロックを選択。
・T2 グライオン地震 カバルドンHP142 カバルドン吹き飛ばし キノガッサが出てくる
カバルドンからグライオンへ有効打が無いため吹き飛ばしを選択。地震を耐え、吹き飛ばしでキノガッサが出てくる。持ち物が毒々玉でないことを確認。
・T3 キノガッサ種マシンガン カバルドン落ちる→ラティオス
ラティオスを下手に後出しすると逆に不利になると考え、居座らせて捨てると相手は種マシンガン。カバルドンが落ちラティオスを出す。
・T4 相手ラッキーに交代 ラティオストリック
キノガッサはドリュウズのためにまだ残しておきラッキーで受けにくると考えトリックを選択。相手はラッキーに交代し拘り眼鏡を渡し進化の輝石を奪う。
・T5 ラティオス竜の波動 ラッキーを3割程度削る ラッキー地球投げ
ラティオスは捨ててドリュウズで全抜きをしようと考え竜の波動で削る。
・T6 ラティオス竜の波動 ラッキー地球投げ
・T7 ラティオスリフレクター ラッキー地球投げ ラティオス落ちる→ドリュウズ
このターンの地球投げでラティオスが落ちるため、ドリュウズで全抜きを狙うためにリフレクターを選択。地球投げでラティオスが落ち、ドリュウズを出す。
・T8 ドリュウズ剣の舞 ラッキー地球投げ
ドリュウズがアイアンヘッドを持っていないためグライオンが急所以外では落ちないが勝ち筋はこれしかないと考え剣の舞。相手はラッキー捨ての地球投げ。
身代わりを警戒しグライオンは殴ってくるだろうと考え岩雪崩急所に賭けるも相手は守るでリフレクターのターンを稼ぐ。この時点でリフレクターのターンが1ターン足りないため負けを確信する。
・T11 ドリュウズ岩雪崩 急所に当たりグライオンが落ち、キノガッサが出てくる。リフレクターが消える。
負け濃厚だが最後まで足掻こうと岩雪崩を選択すると急所に当たりグライオンを倒す。ラストのキノガッサが出てくる。
敗因はやはり選出段階でシャンデラが選出される可能性を捨てきれなかったことでしょうか。相手視点からするとヨプドリュウズが重くキノガッサグライオンの2体でドリュウズを止めたくなること、PT構成からシャンデラが小さくなる型だと断定できることからシャンデラの選出を切り、こちらの選出をカバルドンラティオスウルガモスとするべきでした。実際対戦後にシャンデラは小さくなる型でカバドリには出せず、ラス1がウルガモスならきつかったと言われたため、ドリュウズを選出したのはミスでした。
2R かおもじさん
相手PT:バンギラス ローブシン ラティオス ハッサム サンダー スイクン
選出予想:ラティオスorスイクン バンギラス ローブシン
自分選出:カバルドン ドリュウズ ラティオス
相手選出:スイクン ローブシン ハッサム
スタンダードなバンギローブ。ラティオスを後出しから受けられそうなのがバンギラスかハッサムなので、そのどちらかは来ると予想。相手のPT全体でウルガモスが重そうなため、ジュエルハイドロポンプスイクン辺りでウルガモスに厚くしていると見て、初手はカバルドンを倒せるようにハイドロポンプ持ちならスイクン、そうでなければラティオスが初手で来て後ろにバンギラスがいると予想。どちらにせよドリュウズを倒せるローブシンは確実に来ると見て、スイクンorラティオス、ローブシン、バンギラスorハッサムというパターンで来る、ただしハッサムではウルガモスが重すぎることからバンギラスの選出が濃厚と考える。こちらはラティオスのリフレクターとトリックでバンギラスを起点にドリュウズで全抜きを狙えると考え、カバドリラティの基本選出。
・T1 スイクンジュエルハイドロポンプ カバルドン襷で耐える カバルドンステルスロック
初手はカバルドンとスイクンの対面。通常色だが、カバドリに対し初手で出てきたことから瞑想眠るのハイドロポンプ持ちだと予想。その場合欠伸を撃つメリットがほぼ無いため後続を削るためにステルスロックを選択。スイクンはジュエルハイドロポンプ。カバルドンは襷で耐えステルスロックを撒く。ジュエルなら欠伸を撃てば良かったと思うが持ち物がカゴの可能性もあり結果論なので仕方ない。
欠伸を撒きたかったところだが、ラティオスに冷凍ビームを入れられたくなかったためカバルドンを捨てる。冷凍ビームでカバルドンが落ちラティオスを出す。
相手の選択肢はスイクンで居座るかバンギラスに引くかだがどちらにせよトリックが安定と考えトリックを選択すると相手はローブシンに交代。拘り眼鏡を渡しラムの実を奪う。
・T4 ラティオスリフレクター ローブシン冷凍パンチ ラティオスHP58
ラティオスにローブシンが出てきたのは予想外だったが、リフレクターを張ればドリュウズで全抜きが可能と考えリフレクターを選択。リフレクターを張り、ローブシンの冷凍パンチを耐える。
・T5 ラティオス竜の波動 ローブシン残りHP4割程 ローブシン冷凍パンチ ラティオス落ちる→ドリュウズ
ローブシンを削りそのままラティオスを捨てるために竜の波動を選択。ローブシンの冷凍パンチでラティオスが落ち、ドリュウズを出す。
スイクンを一撃で落とすためには剣の舞を使用する必要があるため剣の舞を選択。相手はスイクンに交代。
ステルスロックと砂嵐ダメージが入っているため地震でスイクンを落とせると判断し地震でスイクンを落とす。スイクンが落ち、相手はローブシンを繰り出す。
・T8 ローブシンマッハパンチ ドリュウズ身代わり ドリュウズ残りHP40 リフレクター消える
リフレクターがあるためマッハパンチではドリュウズが落ちないにも関わらず、ここでローブシンを出してきたということは後ろがドリュウズへの有効打が無く交代で壁のターンを稼ぎに来たと考え、交代に備えて身代わりを選択するも相手はマッハパンチ。ドリュウズに半分ほどのダメージが入り、身代わりを張る。ここでリフレクターが消える。
・T9 ローブシンマッハパンチ ドリュウズ地震 ローブシン落ちる→ハッサム
ローブシンのマッハパンチで身代わりが消え、地震でローブシンを落とす。ラストがハッサム以外なら勝ちが濃厚だが相手のラストはハッサム。
T10 ハッサムジュエルバレットパンチ ドリュウズ落ちる
負け
8ターン目にローブシンから出したのはリフレクターを張られていたのを忘れていたからだそうです。素直に地震でローブシンを落としていればといったところでしょうか。ただ命の珠の反動も考慮するとマッハパンチ+ジュエルバレットパンチでドリュウズが落ちていた可能性もあるために、ハッサムの選出を切ってしまったことも敗因だったと言えます。
3R ツインさん
相手PT:ライコウ ローブシン カイリュー ウルガモス キノガッサ オノノクス
選出予想:ライコウ キノガッサorローブシン カイリューorオノノクス
自分選出:カバルドン ウルガモス スイクン
相手選出:キノガッサ ローブシン カイリュー
壁ライコウ+積み技持ちのような並びの構築。ラティオスを後出しから受けられるポケモンがいないため、ライコウの壁から展開してくると予想。ローブシンキノガッサとマッハパンチ持ちの格闘が2体いるためさすがにドリュウズは出せないため、ライコウやキノガッサに強いウルガモスを中心に展開していきたい。格闘が2体いるためドリュウズを出しづらいとはいえドリュウズを止めるためにキノガッサかローブシンのどちらかは選出される可能性が高く、そうなるとラストにはウルガモスに強いオノノクスかカイリューのどちらかが選出されると予想。初手はカイリューのマルチスケイルやキノガッサの襷を潰すために砂とステルスロックを撒けるカバルドンを出し、ライコウキノガッサ以外と打ち合えそうなスイクン、舞えれば全抜きも狙えそうなウルガモスの選出。
・T1 キノガッサ種マシンガン 4発ヒット カバルドンHP7 カバルドン欠伸
初手から出してきたということと、相手のPTにラティオスを受けられるポケモンがいなかったことから、初手にラティオスと対面しても仕事ができる襷もしくはスカーフキノガッサと予想し欠伸を選択。種マシンガンが4発で止まり欠伸を入れる。
・T2 キノガッサキノコの胞子 カバルドン眠り状態に(欠伸選択)
ここで交代で出てくる可能性が高いのはラム持ちのカイリューかオノノクス辺りが考えられるが、ステルスロックよりは欠伸で後続のラムを消費させる、ラム持ちがいないならば起点を作った方が良いと判断し欠伸を連打すると相手は居座ってキノコの胞子。カバルドンが眠る。
キノガッサに居座られる可能性も考慮しウルガモスを出すと相手も交代でローブシンを出す。
・T4 ウルガモス大文字 6割程削る ローブシンドレインパンチ ウルガモスHP90
岩技所持の可能性もあるため大文字で削る。相手はドレインパンチ。
・T5 相手キノガッサに交代 ウルガモス目覚めるパワー氷 キノガッサ落ちる→カイリュー
砂ダメも合わせてめざ氷で落ちると判断し命中を重視してめざ氷を撃つと相手はキノガッサに交代。めざ氷でキノガッサが落ち、カイリューが出てくる。
・T6 ウルガモス目覚めるパワー氷 カイリュー地震 ウルガモス落ちる→スイクン
カイリューの起点にならないよう目覚めるパワー氷を撃つ。カイリューの地震でウルガモスが落ち、スイクンを出す。
・T7 自分カバルドンに交代 カイリュー地震 カバルドン落ちる→スイクン
カイリューのジュエル逆鱗でスイクンが削られるのを警戒し、ジュエルを消費させるために一度カバルドンに交代。カイリューの地震でカバルドンが落ち、再度スイクンを出す。
冷凍ビームを選択しカイリューを落としに行くとスイクンが先制し冷凍ビームでカイリューが落ち、ローブシンが出てくる。
冷凍ビームで十分落ちるHPだと判断し冷凍ビームでローブシンを落として勝ち。
カイリューは準速ラッキー抜きの鉢巻きだったそうです。ライコウローブウルガという眼鏡ラティオスを選出しづらい並びということもあり、ラティオスを切った選出をされましたが、スイクンとウルガモスで押し切ることができました。実際はライコウの持ち物は命の珠だったそうで、壁以外のライコウをもっと警戒するべきだと思いました。ライコウが壁を張ってきても殴ってきても対応できるようにする必要があると感じました。
選出が噛み合いなんとか1勝目。
4R ゼフロスさん
相手PT:スターミー ボルトロス ガブリアス ウルガモス パルシェン キノガッサ
選出予想:スターミー パルシェン キノガッサ
自分選出:カバルドン ドリュウズ ラティオス
相手選出;スターミー キノガッサ パルシェン
実はこの2週間ほど前にネットの大会で対戦していて、その時は自分が負けていました。そのためその時の反省を踏まえて立ち回ることに。その時の選出はスターミーパルシェンキノガッサで、持ち物はスターミーが命の珠、キノガッサが気合の襷であることが分かっている。こちらのPTは裏選出ではスターミーが厳しいこともあり、今回もこの3体で来ると予想。スターミーをドリュウズで処理出来ればラティオスが一貫しやすくなり、選出を変えられボルトガブ等の並びで来られても戦えるカバドリラティの基本選出。キノガッサの襷を潰すために初手はステルスロックから入り、ドリュウズでスターミーを早めに処理しようと考える。
・T1 スターミーハイドロポンプ外し カバルドンステルスロック
カバルドンが襷であるためスターミーのハイドロポンプでも耐えるためステルスロックを選択するとハイドロポンプが外れる。無償でステルスロックを撒くことに成功。
※以前対戦したときはここで眼鏡トリックを警戒し地震を撃ったため、ステルスロックを撒く前にカバルドンが落とされ、最終的に襷キノガッサにやられていました。
ステルスロックさえ撒いてしまえば後続の襷キノガッサも倒せるため捨ての意味も含めて欠伸を選択。スターミーはハイドロポンプが外れ欠伸を入れる。
・T3 スターミーハイドロポンプ カバルドン襷で耐える カバルドン地震 スターミーを7割程削り、欠伸でスターミーが眠る
スターミーは自然回復であるため眠ってからでも交代すれば再利用可能であることから居座ってくると考え、スターミーを倒せればラティオスの竜の波動が一貫するため地震で削りにいくとスターミーはハイドロポンプ。襷で耐え地震で残り2割程度まで削る。スターミーの持ち物が珠であることを確認。
・T4 スターミー眠り カバルドン欠伸
スターミーを落として良いか考え、相手が交代してくる可能性もあると考え欠伸を選択するが相手は居座り(詳しく覚えていないのですが、もしかしたらステルスロック圏内に入っていたかもしれません。そうだとしたらここは完全にミスでした)。
・T5 スターミー眠り カバルドン地震 スターミー落ちる→キノガッサ
地震を選択しスターミーを落としに行くとスターミーは起きず、地震でスターミーが落ち、キノガッサが出てくる。
・T6 キノガッサ種マシンガン カバルドン落ちる→ラティオス
キノガッサに対し後出しはしたくないため、カバルドンを捨ててラティオスを死に出しする方針で。キノガッサの種マシンガンでカバルドンが落ち、ラティオスを出す。
・T7 キノガッサマッハパンチ ラティオスHP117 ラティオス竜の波動 キノガッサ落ちる→パルシェン
ステルスロックを撒いたことで竜の波動が一貫しているためキノガッサを落とすために竜の波動を選択するとキノガッサはマッハパンチ。マッハパンチを耐え竜の波動で落とすとパルシェンが出てくる。
・T8 パルシェン氷の礫 ラティオスHP28 ラティオス竜の波動 パルシェン落ちる
勝ち
序盤でスターミーがハイドロポンプを2連続で外したことでなんだかgdgdな展開になってしまいました。ハイドロポンプが全て当たっているとドリュウズを出してもキノガッサ読みで身代わりを張るかスターミー居座り読みで殴るかの択になってしまうため、ステロを撒いた後はカバルドンでスターミーを早めに落としておくべきでした。パルシェンの礫でラティオスが怯むといったこともなく、全体的に運に助けられた対戦でした。
5R うひょぞさん
相手PT:カイリュー ヒートロトム キノガッサ メタグロス ニョロトノ キングドラ
選出予想:カイリューorメタグロス ニョロトノ キングドラ
自分選出:カバルドン ドリュウズ ラティオス
相手選出:ニョロトノ キノガッサ キングドラ
雨パだが、マンムーや霊獣トルネロスがいないため、ラティオスはもちろん、身代わりを残せればドリュウズも有利に立ち回ることができ、キノガッサに起点にならないよう注意すればカバドリラティで対応できそうと考えカバドリラティの基本選出をまず考える(雨に対するカバドリラティ選出については構築解説の方でも少し触れています。雨に対しこの選出をする意図としては、トノグドラ選出に対してもカバドリラティと出せるようにすることで、雨選出にも裏選出にも同じ選出で対応でき、相手の選出をピンポイントで読む必要性がなくなるためです)。トノグドラ選出で来るならラティオスを先に倒せるスカーフか耐久に振ったカイリューが来る、もしくはメタグロスで受けに来ると予想。雨選出せずにキノガッサのみでドリュウズを見ているのであればラティオスのトリック・リフレクターからドリュウズで全抜きが狙えると考え、カバドリラティの基本選出。
・T1 相手交代ニョロトノ→キノガッサ カバルドンステルスロック キノガッサ毒々玉発動
初手はカバルドンとニョロトノの対面。カバルドンの方がSが低いため天候は砂嵐に。ニョロトノをステルスロック+眼鏡流星群で落とし脱出展開をさせないためにステルスロックを選択。相手はキノガッサに交代。
ニョロトノに対しラティオスを出して流星群で落としたいと考え、キノガッサの起点にならないために吹き飛ばしを選択するとキノガッサはキノコの胞子。カバルドンが眠り状態に。
身代わりを張られても良いように吹き飛ばしを選択すると相手はニョロトノに交代。カバルドンは起きず、天候は雨に。
・T4 自分ラティオスに交代 ニョロトノ波乗り 急所に当たる ラティオスHP56
ニョロトノを早めに処理し天候を奪うためにラティオスに交代。ニョロトノがスカーフでここで冷凍ビームを撃たれると厳しいが、ニョロトノは波乗り。急所に当たるも、あと一回は耐えるHPを残す。
流星群でニョロトノを落としに行くと相手は居座り流星群でニョロトノが落ち、キングドラが出てくる。
天候を変えるためにカバルドンに交代するとキングドラは身代わり。眠りターンがリセットされたことでカバルドンは2ターン以上眠っていることが確定している(T3、4より)ためかなり不利な状況に。
相手は竜の舞が安定択。ここで交代してもキングドラを倒すことができないため居座らせて次で起きることに賭ける。キングドラは竜の舞。
ここはカバルドンが眠ったままなのが確定しているためそのまま居座り。キングドラは竜の舞。
ここで起きればまだ勝ち筋は残るため起きることを願いながら地震を選択する。キングドラは滝登り。カバルドンに7割程のダメージで、カバルドンは眠ったまま。
8ターン目の相手の竜の舞はミスだったようで、実際には竜の舞を1回積んだ後身代わりを張ればそのまま身代わりを残してドリュウズとラティオスを突破できていたようです。ただそれでもキノガッサを上手く動かされ非常に不利な展開になっていたことから、眠りのターンが最長でなくとも負けていた可能性は高かったと思います。トノグドラだけ、あるいはキノガッサだけであればカバドリラティで十分対処可能であると考えていましたが認識が甘かったようです。キノガッサに弱いという構築の根本的な問題が解決できていないことが浮き彫りになった対戦だったと言えます。
6R Kuniさん
相手PT:化身ボルトロス スイクン ハッサム カイリュー バンギラス ローブシン
選出予想:スイクン ローブシン バンギラスorハッサム
自分選出:カバルドン ドリュウズ ラティオス
相手選出:ボルトロス スイクン バンギラス
バンギローブ軸のスタン構築のようなPT。化身ボルトロスやカイリューがいることからカバドリ選出をしたい。スイクンがハイドロポンプ持ちであれば初手で出てくる可能性が高く、ドリュウズを止めるためにローブシンが選出される可能性が高く、そうなるとラティオスを受けるためにバンギラスかハッサムが選出されそうだが、ウルガモスを重く見てバンギラスが来る可能性が高いと予想(2Rでの敗戦の影響もありハッサムが選出される可能性を切れませんでした)。この選出であればラティオスのトリックからリフレクターでドリュウズで全抜きを狙えることからカバドリラティの基本選出。
初手はカバルドンとボルトロスの対面。カバドリに対し初手で出てきたことから挑発を持っている可能性が高いと考えドリュウズに交代。ボルトロスは挑発。
・T2 相手スイクンに交代 ドリュウズ岩雪崩 スイクンHP7割程
ボルトロスを落とすために岩雪崩を選択すると相手はスイクンに交代。岩雪崩で1/4程度削る。
・T3 自分カバルドンに交代 スイクン熱湯 カバルドンHP87
ドリュウズはボルトロスを倒すためにとっておきたいのでカバルドンを捨てることに。スイクンの熱湯でカバルドンが6割程削れる。
相手はバンギラスかハッサムのどちらかに交代するかスイクンで居座るかの状況だが、居座った場合冷凍ビームか眠るのどちらかでトリックとリフレクターで起点を作ることができると考えトリックを選択。相手は居座り、拘り眼鏡を渡しカゴの実を奪う。スイクンは眠るで体力を回復するがカゴをラティオスが奪ったためスイクンは素眠りに。
相手が交代した場合でも後続を見てからリフレクターで間に合うと考え居座って竜の波動。相手は居座り。
居座ってきても交代されてもリフレクターからドリュウズで全抜きを狙えると考え、ドリュウズの起点を作るためにリフレクターを選択。相手はそのまま居座り。
リフレクターを張ったことでローブシンのマッハパンチも耐えることができ、またラティオスにローブシンの後出しは無いと考えドリュウズに交代。スイクンは居座り眠るで再度体力を回復。
ローブシンを後出しされてもリフレクターがあるためマッハパンチを耐えることができることから剣の舞を選択。スイクンは居座り。
相手はスイクンを捨てに入っていると考え、ローブシンの後出しにも対応できるよう安定の身代わり。スイクンはやはり居座り。
・T12 ドリュウズ地震 バンギラス襷で耐える バンギラス馬鹿力
地震でバンギラスを落としに行くも襷で耐えられ、馬鹿力で身代わりを壊される。
・T14 ドリュウズ岩雪崩外し ボルトロス目覚めるパワー氷 ドリュウズHP21
ラティオスのトリックでスイクンの眠るを固定できたことから上手くドリュウズで全抜きすることができました。トリックのターンにスイクンが殴ってきた場合ドリュウズが身代わりを残せなかったため襷バンギラスに倒され、ボルトロスにラティオスが倒されて負けていました。このような状況に限ればカバルドンはオボンを持たせ後出しからでもステルスロックを撒けるようにしたいところです。ただ襷カバルドンだからこそできる動きもあるため難しいところです。襷バンギラスを全く想定していなかったため、立ち回りがたまたま上手く噛み合ったために勝てたと言える対戦でした。
7R 少年さん
相手PT:化身ボルトロス メタモン パルシェン ゴチルゼル ローブシン シャンデラ
選出予想:ボルトロス メタモン ローブシンoパルシェン
自分選出:カバルドン ドリュウズ ラティオス
相手選出:ローブシン ゴチルゼル メタモン
ボルトメタモンを軸とした積みサイクルのような構築。ゴチルゼルやシャンデラがいるため下手に流星群は撃てないが、メタモンもいるため積み技を使うかどうかも慎重に判断しなければいけないので難しい。カバドリウルガ以外にボルトロスが強く、ウルガモスにはメタモンで圧力を掛けていることからこの2体が選出される可能性が高く、ボルトロスと合わせてラティオスを倒せるパルシェンか、ドリュウズを確実に処理できるローブシンが選出されると予想。ただし残りのポケモンも隙を見せれば嵌められるため、ゴチルゼルやシャンデラが選出される可能性も考慮する。ウルガモスはめざパ持ちであるためメタモン入りには逆に全抜きされる可能性が高いことから出さず、スイクンもゴチルゼルやシャンデラの起点になる可能性が高いため選出できない。ハッサムも特別刺さっているとは思えないためカバドリラティの基本選出。
・T1 カバルドン地震 ローブシン残りHP6割程 ローブシン気合パンチ失敗
初手はカバルドンとローブシンの対面。後ろにゴチルゼルがいる可能性も考え、ラティオスの竜の波動圏内まで削りたいと考え地震を選択するとローブシンは気合パンチ。地震で4割程削りローブシンの気合パンチは失敗。
ラティオスの眼鏡竜の波動圏内まで削りさえすれば十分なので欠伸を入れに行く。ローブシンの気合パンチでカバルドンがHP4割くらいまで削れる。
メタモンの襷等の可能性も考えステルスロックを選択すると相手はゴチルゼルに交代。
・T4 ゴチルゼルサイコショック カバルドン吹き飛ばし→メタモン
スカーフトリックや影分身に備え吹き飛ばしを選択。サイコショックでカバルドンが赤ゲージまで削られ、吹き飛ばしでメタモンが出てくる。
メタモンが先制し地震でカバルドンが落ちる。カバルドンはラティオスに対し有効打が無く、特殊耐久が低いことも分かっているためラティオスを出し竜の波動を連打していくことに。
・T6 相手ゴチルゼルに交代 ラティオス竜の波動 ゴチルゼルHP1割程
竜の波動を選択すると相手はゴチルゼルに交代。ステルスロックと砂を合わせて1割程まで削る。
技が竜の波動で固定されていて交代もできないためそのまま竜の波動を連打。ゴチルゼルが落ち、メタモンが出てくる。
・T8 自分ドリュウズに交代 メタモン竜の波動 ドリュウズHP124
ラティオスの攻撃技は竜技のみのためドリュウズに交代。メタモンは竜の波動。
ラティオスを倒すためにはメタモンは残してくるだろうと考え身代わりを選択。メタモンの竜の波動でドリュウズの身代わりが壊れる。
再度身代わりを選択すると相手はローブシンに交代。身代わりを残すことに成功。
・T11 ローブシンマッハパンチ ドリュウズ地震 ローブシン落ちる→メタモン
地震圏内のため地震をを選択するとローブシンのマッハパンチで身代わりが壊れる。地震でローブシンを落としメタモンが出てくる。
まだメタモンは竜の波動圏外のため、ここからは岩雪崩と流星群が当たるかどうか、岩雪崩で怯むかどうかの勝負に。メタモンの岩雪崩でラティオスは6割くらいまで削られ、ラティオスは怯む。次の岩雪崩をギリギリ耐えるかどうかのHPに。
・T14 メタモン岩雪崩 ラティオス流星群 メタモン落ちる
勝ち
岩雪崩を耐え、怯みも引かず流星群を当てて勝ち。
1ターン目でローブシンに地震を入れることができたこと、身代わりと竜の波動の択に勝てたこと、ドリュウズが陽気でかつアイアンヘッドを切っていたことでラティオスが耐えることが出来た等、様々な要素が絡んで紙一重で勝つことが出来た対戦でした。1ターン目に地震を撃ったのは相手のパーティにゴチルゼルがいたためラティオスで流星群を撃って起点になる状況を回避したかったこと、ラムローブシンで催眠対策をしている可能性を考慮したこと、以前身代わり気合パンチローブシンを初手に出されて負けたことがある等いろいろな状況を考えての選択でした。最後までどちらが勝ってもおかしくない非常に白熱した対戦でした。その一方でメタモンやゴチルゼルへの明確な回答がまだ不十分であると感じました。
8R 凡才さん
相手PT:ユキノオー マンムー カイリュー ハッサム クレセリア スイクン
選出予想:マンムーorスイクン ユキノオー カイリュー
自分選出:カバルドン ラティオス ウルガモス
相手選出:マンムー ユキノオー スイクン
苦手なユキノオー入り。ハッサムよりはウルガモスの通りが良さそうなのでウルガモスで全抜きを狙いたい。相手の選出は、まず天候を変えるためにユキノオーは確実に来ると見て、先発にはスイクンがハイドロポンプ持ちならスイクン、そうでなければマンムーの線が濃厚。ラストには全体的に刺さっているウルガモスを止められるカイリューが来ると予想。ユキノオーかマンムーの襷やカイリューのマルチスケイルを潰し、スイクンもステルスロックと天候ダメージ込みでウルガモスの舞ジュエルさざめきで倒せるカバルドンを初手に置き、トリックからウルガモスの起点を作れるラティオスの3体を選出。
初手はカバルドンとマンムーの対面。襷を潰すために一度欠伸で流しその隙にステルスロックを撒くために欠伸を選択。マンムーはステルスロック。なぜかここまでマンムーのステルスロックを完全に忘れていました。
マンムーが襷の可能性が高いためここでステルスロックを選択すると相手はユキノオーに交代。
カバルドンを捨てウルガモスで全抜きを狙うために居座らせる。相手は吹雪。カバルドンが落ち、ウルガモスを出す。
・T4 相手スイクンに交代 ウルガモス大文字 スイクンの持ち物が食べ残しであることを確認。
虫のジュエルはスイクンのために温存したかったため大文字を選択。
ここはどちらかと言えば蝶の舞をするべき場面でした。ステルスロック+天候ダメージ1回+舞ジュエルさざめきで207-135が中乱数であるため、スイクンが残飯かオボンでなければスイクン後出しは出来ない場面でした。ただスイクンの持ち物が残飯でありどの道ウルガモスでスイクンを落とすことはできませんでした。
・T5 ウルガモスジュエル虫のさざめき スイクン残り1割程 スイクン熱湯 ウルガモス落ちる→ラティオス
ジュエルさざめきを撃つも耐えられて熱湯でウルガモスが落とされ、ラティオスを出す。
竜の波動でスイクンを落とすもユキノオーがスカーフでラティオスを落とされ負け。
対戦後に話を聞くと、ウルガモスに対してはステルスロック+スイクンの熱湯+マンムーの氷の礫でウルガモスが1回蝶の舞を積んでも倒せるようになっていたとのことでした。ウルガモス選出を上手く誘導されてしまったため、対ユキノオーの別の処理パターンを考える必要があると感じました。
対戦ログは以上になります。
最終的な結果や選出のまとめについては前回の記事に記載しましたのでそちらを参照してください。
まだまだ選出や立ち回りのミスも多く、勝った試合もたまたま上手く噛み合っただけというのも多かったように感じました。カバドリは個人的にかなり長い間使ってきたこともあり立ち回りにはある程度自信はあったのですが、まだまだ考えが至らない所が多くあったと痛感しました。
構築段階で重い相手も多く、苦手な相手に対する誤魔化し方、立ち回りのパターン化が不十分であったと思います。どのような構築にも苦手な相手というのは必ず存在するので、苦手なのを理解した上でどう立ち回れば負け筋を引かずに済むかをもっと考えるべきだと思いました。
全ての相手を完全に対策するのは不可能なので、あえて薄くなる部分を作っておき、負け筋をあらかじめ把握しておくことで苦手な相手を誘いながら処理していく方法を模索することでベストなパーティ構築に近づけるのかなと改めて思いました。特に最終戦は相手に上手くそれをやられたように感じました。
今回は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。
オフではまだ一度も良い成績を残せていないため、一度くらいは予選突破できるようにパーティ構築や立ち回りをもっと練っていきたいと思います。