第1回あめおふ使用構築〜バンドリver. 2〜

ポケモン 持ち物 技1 技2 技3 技4 特性
バンギラス 気合の襷 ストーンエッジ 瓦割り 挑発 竜の舞 砂起こし
ドリュウズ 風船 地震 岩雪崩 アイアンヘッド 剣の舞 砂掻き
ラティオス 拘り眼鏡 流星群 竜の波動 波乗り トリック 浮遊
ウルガモス 虫のジュエル 大文字 虫のさざめき 目覚めるパワー氷 蝶の舞 炎の体
パルシェン 命の珠 氷柱針 ロックブラスト 氷の礫 殻を破る スキルリンク
キノガッサ 格闘ジュエル マッハパンチ 種マシンガン キノコの胞子 剣の舞 テクニシャン

8月24日に行われた第1回あめおふで使用した構築です。
本来はこれとは別の構築を使う予定でしたが、試運転時の対戦内容があまりに酷くオフで勝てる見込みが無かったので直前に別の構築に変更しました。ベースとなっているのは以前使用したバンドリなので詳細はそちらを見ていただきたいと思います。
(Ver.1:http://d.hatena.ne.jp/sub_pkmn/20130317/1363508069 Ver.1.1:http://d.hatena.ne.jp/sub_pkmn/20130406/1365263946)
もとの構築も決して完成度の高い構築ではなかったのですが、動かし方がはっきりしていて自分の考え方に最も合っていると思ったので使うことにしました。
変更するにあたり意識したことは、前回の構築ではバンギラスドリュウズ以外の4体と噛み合っていないように感じたので、ラティオスからの展開パターンにバンギラスも組み込めるようにし、それに伴い他のポケモンの型も少し変更しました。
オフ直前に使用することを決めたため煮詰め切れていない部分が多く欠陥だらけですが自分の考えを残しておくと言う意味を込めて公開します。

以下個別解説

バンギラス

陽気 175-186-131-*-120-124(0-252-4-*-0-252)

以前のバンドリから最も大きく変更したのがバンギラスです。前回は拘り鉢巻きで採用していましたが、ドリュウズ以外と噛み合っていないと感じたのでラティオスから展開できる竜舞型に変更しました。ラティオスを後出しから倒そうとしてもトリックから裏のドリュウズ等に起点にされてしまうため、起点にならないようにすることを第一に考えた結果、ラティオスへの後出しを諦め、初手ラティオスには自分のラティオスで同速ゲーを仕掛け、同速で負けた場合は裏のバンギラスウルガモスで起点にする形にしました。
技構成はタイプ一致で最も火力の出るストーンエッジライコウローブ等への対抗策として瓦割、ラティオス等を起点にする竜の舞、相手の起点にならないよう挑発としました。ライコウローブに対し竜舞を積みながら瓦割で壁を破壊し、ローブシンに対しても挑発により起点にならないようにしています(最近は眼鏡ライコウを使用した偽装も多いので難しいですが…)。
持ち物はボルトロス相手に馬鹿力を恐れず居座れたり、舞ったウルガモスにも勝てるよう気合の襷。襷により一発で落とされることがほぼ無いため配分は陽気AS。
挑発と襷を持つことでラティオスからの展開だけでなく初手でも出しやすくなり以前よりも選出する機会は多くなったように感じましたが、今回のオフでは竜舞を使う機会が全くなかったのでカウンターを採用する等しても面白かったかもしれません。

ドリュウズ

陽気 187-182-84-*-86-154(12-212-28-*-4-252)

砂下でボルトロスウルガモスに勝つことができ、ガブリアスを起点にできたりもする風船ドリュウズ
技構成は一般的な4つ。マンムーグライオンに勝つためにアイアンヘッドが必要で、相手を削る手段が構築に少ないためボルトロスに出来る限り大きなダメージを与えたいこともあり岩雪崩も必要なのでこの構成です。
配分は以前使用した個体を流用したものです。ただ少しでも削れるとマッハパンチで縛られてしまうためあまり意味が無かったと思いました。
実は直前までヨプの実で使おうか迷ったのですが、バンギグライに勝てたりガブリアスを起点にする動きを考え風船で採用しました。ただ今回化身ボルトロスの数が非常に多く、ほとんどの構築にキノガッサローブシンが同時に採用されていたため、この並びを崩せるようヨプの方が良かったと感じました。
今回全く選出せず結果ボルトロスが非常に重くなったしまったため、ドリュウズ入りの構築ではキノガッサローブシン入りに如何にしてドリュウズを出せるようにするか、あるいはドリュウズ以外で、ボルトロスと同時に採用されやすいキノガッサガブリアスまで含めどうやって厚くするかが重要だと改めて感じました。

ラティオス

臆病 155-*-101-182-130-178(0-*-4-252-0-252)

ドリュウズと相性が良く、トリックにより起点作りが可能な眼鏡ラティオスです。この構築では初手ラティオスのトリックからウルガモスパルシェンに展開する動きがメインになります。起点作りだけなら壁+置き土産等でも良いという考えもあるかもしれませんが、この構築では拘りトリックにより相手の行動を縛ることでウルガモスパルシェンの起点を作っているため、役割破壊技や吠える吹き飛ばしを防ぐ、技を固定しながら後続を死に出しすることで読みの要素を排除するという意味でも拘りトリックで使用しています。
技構成は眼鏡ラティオスの最も一般的な4つです。眼鏡の補正を合わせて圧力を掛けるために流星群、連打することで起点になることを回避するために竜の波動、起点作りのためのトリックは確定とし、ドリュウズに展開する動きを考えるとリフレクターが欲しくなりますが、ハッサムメタグロスヒードランを呼びやすい構築のためこれらへの打点となる波乗りが欲しいのでこの構成としています。
上記の通りこの構築ではラティオスの眼鏡トリックから展開していく動きを基本としていますが、オフでは初手トリックを読まれ上手く起点にならない動きをされる場面が目立ちました。

ウルガモス

臆病 161-*-89-187-125-162(4-*-32-252-0-220)

ラティオスのトリックから展開するウルガモスです。以前はキノガッサボルトロス等への耐性としてラムの実を持たせ、構築全体で薄くなるスイクン等と打ち合えるようギガドレインを採用していましたが、バンギラスクレセリア(+ローブシン)に強くしたかったためジュエルさざめきに変更しました。
技構成は、炎技には威力を重視し大文字、上記の理由から虫のさざめき、カイリューグライオンへの打点として目覚めるパワー氷、ラティオスのトリックから展開するための蝶の舞としました。クレセドランの並びに強くするために目覚めるパワーは地面でも良かったかもしれませんが、その場合カイリューに対しパルシェンを後出しする立ち回りになります(自分は後出しを極力したくないためめざ氷で採用していますがそれが苦にならないならめざ地のほうが有効だと思います)。
配分は最速グライオンを抜けるSとマンムー地震+氷の礫を耐えるBを確保。ウルガモスミラー以外では最速にする必要性をほとんど感じなかったので配分はこれで問題無いと思います。
今回大文字の外しが負けに繋がった試合があったため火炎放射の採用も検討したいところですが、削る手段が少ない構築なのでローブシンボルトロス等へのダメージを考慮して大文字を採用していますが、火炎放射で足りるよう立ち回りまで含めてもっとしっかり考えておきたいです。火力が低いとサイクルを回すことも多くなり択も増えてくるので個人的には火力を重視し大文字か、Cダウンをカバーできるのであればオーバーヒートを採用したいと思っていますが、やはり命中不安定技は有利な場面でも負ける可能性が出てしまうので難しいところです。

パルシェン

意地っ張り 147-160-201-*-66-101(172-244-4-*-4-84)

  • S:殻を破る使用後最速スカーフ70族+1

これもラティオスのトリックからの展開を狙うパルシェンです。トリック以外からもガブリアスカイリュー等物理竜を起点していきます。
技構成は特に言うことはない4つ。
トリックからマンムーを起点にする動きを狙っているため持ち物は命の珠。ただトリックさえ決めてしまえばウルガモスでもマンムーを倒すことができるため王者の印を持たせ倒せない相手を倒せる可能性を作ったり、状態異常に対する耐性が全体的に少ないのでラムの実を持たせても良いかもしれません。
配分も以前とほぼ変わりはありません。Aを1削ってBDに4ずつ振ることで破った後の耐久に微妙に差が出てくるため、破る機会を増やすためにも耐久にはしっかり配慮したいところです。

キノガッサ

意地っ張り 143-176-101-*-102-115(60-76-4-*-172-196)

襷をバンギラスに渡したため、耐久に振った型に変更しました。また、以前から雨に対し不安があったため、格闘ジュエルを持たせ剣の舞を搭載しました。剣舞ジュエルマッハパンチによりキングドラを一撃で倒せるためニョロトノ等を起点にして雨を崩していくことができます。
技構成は、メイン技として種マシンガン、先制技のマッハパンチ、自ら起点を作るためのキノコの胞子、ジュエルと合わせてキングドラを倒せる剣の舞。
配分は襷を持てなくなった分耐久を伸ばし雨に対抗できるようにしました。眼鏡キングドラに対して流星群以外なら耐えることができ、流星群もCダウンした状態なら耐えることができます。その分火力とSが落ちていますが、キノコの胞子から上手く起点を作る立ち回りを意識したいところです。
今回はブロック内に雨が一人しかおらずその対戦でもトノグドラ選出はされなかったこともあり対雨としては機能しませんでしたが対雨以外でも戦えるよう立ち回りを考えていきたいと思います。

選出

1. ラティオス ウルガモス パルシェン
この構築の基本選出とも言える選出。ラティオスのトリックからウルガモスパルシェンで積む動きを狙います。マンムーユキノオーと対面したら即決でトリックし後続の起点にします。この選出でボルトロスに対してはトリックでめざ氷を縛ってからパルシェンウルガモスで積みます。

2. ラティオス バンギラス キノガッサ
主に雨等に対しすることが多い選出です。バンギラスで天候を奪いながら、バンギラスが倒されたところからキノガッサに展開していきます。

3. ラティオス バンギラス ドリュウズ
バンドリ軸の選出。ラティオスのサポートがトリックのみでドリュウズもヨプを持っていないことからローブシンキノガッサがいるだけでこの選出ができなくなるのがやはり問題だったと思います。

4. バンギラス ラティオス ウルガモスorパルシェンorキノガッサ
初手バンギラスで挑発から相手の展開を妨害したり1対1交換を狙いつつ、ラティオスからラスト1体で積んでいきます。

オフでの雑感

この構築を使用したあめおふは御坂ブロックで3勝6敗で予選落ちでした。今回は直前で使用する構築を急遽変更したため十分に煮詰め切れないままオフに臨むことになったこともあり惨敗でした。
初手ラティオスのトリックから展開する動きが読まれる場面が多く、起点にならない立ち回りをされる場面が多くあったように思いました。

選出まとめ

ポケモン 1戦目 2戦目 3戦目 4戦目 5戦目 6戦目 7戦目 8戦目 9戦目 合計
バンギラス           ×   3/9
ドリュウズ                   0/9
ラティオス × × × × × × 9/9
ウルガモス   × × × ×   × 7/9
パルシェン × × ×   ×     6/9
キノガッサ         × ×       2/9

ラティオスは全試合選出しました。バンギラスは選出した試合は全て初手での選出で、残りの試合はラティオスが初手でした。もともとラティオスからの展開を軸にして組んだため偏ってはいますがこれで問題は無かったと思います。ただやはり選出や展開のパターンが少なく、ラティオス以外に初手の展開パターンを作った方が良かったと感じました。
今回同じブロック内にボルトガブスターミー(シャンデラ)という形の構築が非常に多く、ドリュウズを出したくなる場面が何度もありましたがほとんどの構築にキノガッサローブシンが同時に採用されていてヨプでないドリュウズが非常に出しづらかったこともありドリュウズの選出は0でした。改善するならまずドリュウズを選出しやい構成にするということだと思います。

総括

今回は以前使用したバンドリをベースにラティオスからの展開パターンを更に増やしました。ラティオスを除く5体全てが積み技を持っており、サイクルをほぼ完全に放棄して展開する形をとっています。ラティオスから展開するという形でやりたいことがはっきりしていて使いやすいことは使いやすいですが、やはり展開パターンの少なさから容易に対策されてしまったように感じました。
欠点としてはやはりローブシンに非常に弱いことが挙げられます。トリックルームクレセリアや壁ライコウといった相手にバンギラスウルガモスで対抗できるようにしていますが特にクレセリアトリックルームを防ぐにはバンギラスを対面させなければならないので非常に難しいと思いました。
オフ直前に組んだということで考える時間も試運転する時間もほとんどなかったので、次はもっと時間を掛けてしっかり考えて組むように心がけたいです。
完成度が低く考察も足りてない感がありますが今回はこの辺で。対戦ログは後日別記事で投稿したいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。